Posted on: 2019年3月29日 Posted by: まつを Comments: 0

 

 

大空町に到着しました。

いやー、めっちゃ小さい町。びっくり。

面接で大空町に来た時は、女満別地区で実施したのでまだ思ってたよりも大きいな〜という印象でした。

が、これから住む東藻琴地区はなんとこの半分以下のサイズ。

先月、住む場所を見に来た際にちょろっとは町を見て周りましたが、昨日来てもう1日で町を見終わってしまった。

 

何をしよう。

てなわけで、今日は私が転職を決めた理由をつらつらと書いてきます。

 

まだ地域おこし協力隊として活動をしていないので、活動内容についてはお伝えできませんが、なぜ私がサッカーコーチから地域おこし協力隊に活躍の場を移したか、またこの仕事を選んだ理由なんかは、もしかすると今後、地域おこし協力隊を志す人の参考になるかもわからないのでね。

書き残す意味はあるはず!

 

 

サッカーコーチの仕事で教育の面白さを知った


私は昨年度、というかまだ正確には今年度ですが、とある私立高校でサッカーコーチとして勤めました。

大学時代に教員免許を途中で断念してしまったため、免許無しでは授業を教えることができないため、今年度は嘱託職員(事務・雑務の手伝い的な人)として

  1. 私立高校サッカー部の外部コーチ
  2. 私立高校サッカー部の寮監
  3. 小学生サッカースクールのコーチ

の3足の草鞋で働いていました。

 

高校生と小学生と毎日関わり、私の教えること一つで選手たちのプレーが良くも悪くも変化し、そして少しずつ成長する姿を間近で見ることに、幸せとやりがいを感じました。

新卒からのこれまでの2年間は、

  • ちょっと尖ったことがしたい
  • ビッグになりたい

といった個人の欲に染まった目で仕事を探し、仕事を見ていました。

が、この1年で選手たちと向き合う中で、自分がしたいことはむしろ地位や名誉を手に入れることではなく、自分にしかできないことを突き詰めることなのではないかと思い始めました。

 

そして、その自分にしかできない教育の形、もとい選手たちへのアプローチがあることに気づき、同時に

「教育業界の仕事は続けても良いかも…」

という結論に至りました。

 

 

公営塾の講師という選択肢


サッカーコーチを続けるという選択肢もありましたが、いかんせんお給料が低くて生活はできるが貯金ができない。

流石にここで額は言えませんが、大学生のアルバイトと同じか下手するとそれ以下だったため、そろそろちゃんとお金を稼いで自分で生活したくてですね。

 

教育というと、学校の教員はもちろんですが、他にも塾講師もあります。

ですが私はそこで、公営塾という選択肢を見つけました。

公営塾は、その名の通り「公(市町村)機関が営む塾」のことで、人口が少なく町に塾が無い町村が、町・村役場が母体となって設置しています。

 

この公営塾の講師の仕事を調べる中で、私としてはいくつかのメリットがあるように感じられました。

 

 

公営塾の講師は地域おこし協力隊(契約公務員)という立場で入職する


公営塾の講師は、ほとんどが地域おこし協力隊の職種の一つとして、地方の役場が採用募集を行っています。

地域おこし協力隊とは、地方の役場に1年ごとの契約更新で最大3年間の期間で、役場の契約職員として働きます。

いわば、契約公務員ですね。

 

現在、まさに不安定な雇用体系で働いている身として、公務員という響きはとても心地良い。笑

今と変わらない契約職員という立場ではありますが、ちゃんと毎月ある程度の額のお給料がもらえて、一応ボーナスもある。

(これは町によるらしいですが)

なら悪くないですよね。

 

 

教員免許が無くても仕事ができる


この公営塾の講師は、普通の塾講師と同じで「教員」では無いので、教員免許が必要ありません。

教員免許を持たない人が、教育業界もとい教員を目指すとなると、まずは免許取得に最低でも2年間の時間がかかってしまいます。

その間、普通のサラリーマンをやりつつ、夜は通信大学のレポートに取り組んで…となるとそらもう大変。

ですがこの仕事は免許が必要ありませんし、なんならホワイトな環境という噂を聞くので、いずれ教員免許を取得して教員になりたいと考えている人にとって、残業の多いサラリーマンよりもこの公営塾講師をしながら定時で帰り、空き時間を勉強に充てるほうが有効かもわかりません。

 

この仕事がホワイトかどうかは、また今後お話しするとして、やはり僕のように教員免許がない人でも働けるのは良いことですね。

 

 

小さな事業の立ち上げ・運営経験を積むことができる


この公営塾というのは、どうやらここ最近で田舎の町村が始めている公共事業のようで、すでに日本全国20以上の地域で設置されています。

ちなみに、この公営塾の立ち上げには、株式会社Prima Pinguino-公式HPさんがコンサルティングの立場で関わっており、日本全国にいくつもの公営塾の立ち上げに参画しているよう。

かくいう僕が勤める町にも、コンサルで入っています。

 

で、まだこの公営塾というのは流行り始めの段階でして、これから恐らくいくつも設置されていくことでしょう。

故に、この公営塾のオープニングに携わることができれば、事業を始めるという経験を積むことができるかもしれません。

というのも、私自身がまさに立ち上げから入るからです。

立ち上げた後は、もちろんこの公営塾を軌道に乗せるという運営業務を頑張る必要もあり、オールインワンで取り組むことができるでしょう。

 

 

地域おこし協力隊の魅力


以上の3つのメリットが公営塾の仕事にはあると思い、僕は次の転職としてこの仕事を選んだわけですが、実はまだ他にも選んだ理由があります。

 

それは、田舎で働いてみたいという誰しもが一度は抱くであろう願望にも、地域おこし協力隊が合致しているからです。

ただ、田舎で働くとなると、やはり仕事がないという現実が突きつけられますが、この公営塾の講師の仕事はそれを解消してくれます。

し、その上子どもたちの成長に貢献する教育業界でありながら、尚且つ小さな事業を起こすスタートアップ的な要素もあります。

 

 

初めましての地域で一から人間関係を築く


そしてやはり、何かを一から始めるということは、もちろん一から人間関係を作ることもしなければなりません。

こういうことが煩わしいという人もいるかもしれませんが、僕のように人見知りだけど人と話すのは嫌いではないという人は、結構向いているのかもしれません。

教育という仕事も、毎年はじめましての生徒がやってくるわけですし、そいうい意味でも地方の町おこしとの相性は良いのかも?

 

僕も、今から町でどんな人と会うのかワクワクしてなりません。

 

 

地方の面白い仕事は日本仕事百貨で探すべし!


このような面白い仕事は、ぜひ日本仕事百貨で探してみてください。

 

というのも、僕は今回仕事を探すにあたり、Googleで

「教育 おもろい仕事」

で検索して、このサイトでこの募集がヒットしたからです。笑