
こんばんは。
明日からグッと寒くなるそうです。
今年もついに冬が来るねえ。いやあああああ。
寒いのは嫌いです。
先日、KindleでAmazonプライム会員は無料で読める本を探していたところ、こんな本を見つけました。
でた、眠れなくなるほどシリーズ!
今年は旅行や観光に出かける機会が多かったこともあり、建築物に興味が少しだけ湧いていたこともあって、読んでみることに。
結論、面白かったですね〜。
建築の基礎知識を身につけよう
この本は大きく以下の5つの章に分かれているのですが、
- 日本の建築は知らないことだらけ
- こんな目で見ると近・現代建築も面白い
- 寺社はこだわりの世界
- 城・庭が育んだ日本の美意識
- 建築を支えた縁の下の力持ち
見開き2ページ分で1テーマがまとめられています。
ほんで右側が文章による解説で左側が図解となっているのですが、これが超わかりやすい。
特に、建築という分野は文章だけではイメージしにくいので、左側の図解がそれをしっかりと補完してくれています。
文章を読まないでも、パーっと読むだけでなんとな〜く頭に入ってくるのがこのシリーズの良いところですね。
それが図解の良いところです。
旅行・観光好きの人は3章と4章がおすすめ
僕はこのブログでもその記録を残してきたように、旅行・観光で神社やお寺、お城、日本庭園を巡るのが好きです。
そんな自分がこの本を読んで特に面白かったのが、3・4章の2つになります。
他の章も決して面白くないわけではないのですが、やはり僕個人として”眠れなくなるほど”面白かったのは3章と4章ですね。
神社やお寺、お城、日本庭園は色々なものをすでに見てきていますし、「あーここの建築ってこういう狙いがあったのか!」という新しい発見が次から次へと出てきて読んでいて楽しくなりました。
3章ではお寺や神社の建築知識がまとめられている
お寺って門から入って、本堂に向かって階段で登っていきますよね。
それも実は意味というか、仏教的なストーリーがあるから”登らされる”形になっているんですね。
お寺は3つの様式が主流で、宗派や中国の影響を受けたかどうかでも変わってきます。
神社もお寺と同じように、造りが異なるのはもちろんですが、社殿の向く向きによって、その神社が何の神様を祀っているのかがわかるそうです。
面白いですよね。
4章ではお城や日本庭園の建築知識がまとめられている
例えば回遊式庭園はそれぞれのポイントにテーマがあり、庭全体で1つのストーリーを紡いでいます。
また、お城ってのは昔は山の上にあったのですが、それが徐々に平地に降りてきた建築的な意図であったり、門の造りが城の守りにおいていかに大切かだったりといった知識も面白いです。
そういえばこの章では、
4畳半の畳で宇宙をつくる
という見出しがあったのですが、これは絶対にBUMP OF CHICKENの『プラネタリウム』をもじったに違いない。笑
旅行や観光をより楽しくするために読むべし
個人的には、今回の読書でどういう意図で建築・デザインされているのかがわかり、今後の神社巡りが楽しみでなりません。
次は12月の頭に大阪城と尼崎城に行こうと思っているので、今回得た知識でこれまでよりも楽しんでこようと思います。
ちなみに、3章と4章をおすすめしましたが、1章も北海道と本州という全く異なる気候帯地域に住んだことのある身として、その違いをわかりやすくまとめれてたのも面白かったなあ。
何がともあれ、旅行や観光が好きな方にはおすすめの一冊です。
ぜひ!