Posted on: 2022年11月25日 Posted by: まつを Comments: 0

 

 

 

 

11月も終わりに近づき、2023年まであと少し!

部署異動の希望を出す時期になりましたね。

行きたい部署を一つ明確に絞って希望を出そうか…あるいは今の部署での昇進希望を出そうか…と迷うこの頃。

 

もしリーダー級に昇進した場合を考えて、さらにその上のマネジメント層がどのような姿勢で仕事をしているのか、また理想の取り組みとは何かを学ぶべく『危機からの脱出Ⅰ』を読んでみました。

 

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かなり端折って読んでいますし、正直、経営陣への指南書的な側面が強い本書の内容を全てを理解することはできませんでした。笑

が、今後のキャリアを考える上で平社員からの昇進を目指すような僕と同じ人たちが、学べそうな内容を僕の言葉で噛み砕いてみます。

 

残念ながら、この作品は YouTubeに要約動画がなかったので悪しからず。

 

 

”意思”を持って行動すべし


まずこの本では、マネジメントを仕事マネジャーがマネージするにあたって、自分より下の役職の社員に見せるべき姿が書かれています。

仕事の姿勢と言うと意味が曖昧ですが、要は意思決定ですね。

 

意思決定において大事な視点は、

  1. 短期目線ではなく、長期目線で考える
  2. 「”達成したい目標のために”今はみんなでこれをするんだ」という強い意志を見せる

 

へー、そういう姿勢が大事なんだあ。

と思って終わらせることは簡単ですが、もし自分の直属の上司だったり部長だったりが、この2つをフワフワさせた状態で僕らに仕事をさせていたとすると、「この人でホンマに大丈夫か…?」と心配になりますよね。

僕の28年間という短い人生でも実際にそういうことがあったので、読者のみなさんも遭遇したことがあるのではないでしょうか?

 

それに、僕ら自身も上司にとって

 

「こういう長期目標を持っているので、今はこれを頑張ります!」

 

と明確にできず、「何やったらいいかわかんねッス…」ってなっていたら、「この部下ホンマに大丈夫か…」と思われるでしょう。

 

やはり大事なのは、まずは主体的に考えて動くことと言えるでしょう。

 

マネジメント層はコスト意識を持つ必要があるのですが、とはいえ価格競争に陥らないようにしなければなりません。

どんなサービスにも必ず競合他社がいて、値段を下げれば一時的に競合から売上を奪うことができますが、その後に待っているのはずーっと値段を下げ続けなければならないという利益を上げづらくなる道へと迷い込むことになります。

 

そうしないためにはやはり長期目線が必要で、今は耐え忍び、一時的に赤字を生んだとしても技術開発でより良いサービスに改善し、顧客を満足させてペイするといういわば忍耐と、その意図をはっきりと仲間に示さねばなりません。

 

逆に僕らのような平社員は、この低価格競争に陥っていることがわかった時に、自分の身の振り方をどうすべきか考えるタイミングになりそうです。

今は売上を伸ばすことができても、3年後、5年後にはこのツケが回ってきそうだな…とかね。

 

意志を持って行動することは必要ですが、その意志が目の前の甘い誘惑に突っ込んで行こうとするものであれば、黄色信号と言えます。

 

 

数字ではなく、システム・構造に注意を払うべし


この本では、数字による社員の評価はむしろやる気や成果の向上を阻害すると述べられています。

目標ってのは超えてしまうと満足してしまう節があり、それをさらに上へ、上へと目指していける人が経営者のような上に立つ人になるわけで、僕のような平社員には、「ある程度できたら満足」と考えている人も多くいます。

 

主体的にやるのは”自分自身”であって、誰かに強制できないのも難しいところで。

この本では、マネジメント層は「生産性を上げよう」といったようなスローガンや激励の類は、絶対にやってはアカンと注意喚起しています。

 

マネジメント層からすると頑張っていないように見えても、当の本人はできることをしっかりとやろうとしていることもあります。そういう時に、頭の上から「生産性を高めろ」というお達しが落ちてくると、自分の頑張りに水を差されたようでめっちゃ嫌悪感を抱きます。

まあ僕も、もしかしたらみなさんもこういうことがあったことあるはずです。

 

であればどうすべきかというと、スローガンや命令で引っ張るのではなく、頑張りたいと思える職場の居心地の良さや協力体制といったシステムを整えることで、社員をサポートする必要があるのです。

みんなが黙って仕事をしてお互いに一切干渉しない部署よりも、みんなでコミュニケーションを取り合いながら、それぞれの仕事の進捗がわかり、誰にサポートが必要なのかがわかる部署の方が、チームワークが向上し、ひいては成果も上がるのは想像に難くありません。

 

こうやって書くと「そりゃそうだ」と思うものの、これができている企業がなんと少ないことか。

それはやはり、マネジメント層と現場での意識の乖離があるからです。

マネジメント層もどのくらいの数字が何のために必要なのかを明確に伝えなければ、「なんでこんなに数字をやたらと押しつけられんねん」ってなりますからね。

 

とは言え、僕らもそれに対してブーブー文句を言っていればいいわけでもありません。

スローガンを出してきたり、数字をやたらと追うようになったりするようになる背景を探りたいところですね。

企業の売上が傾いている、のは簡単に想像できますし、それ以外の理由もあるかもしれません。

他部署からの圧力があって、以前よりも成果を上げねばならないことだってあります。

僕らにだって声をあげる権利はあるので、こういう制度や環境にしてほしいという意見を述べる必要もありますよね。

 

ただ、企業は1つ1つの部署で完結しているのではなく、すべてが合わさって一つの組織を作り上げています。

敵対ではなく、協力体制が必要なのだからこそ、部署のマネジメント層の連携もより重要になるでしょう。

 

 

僕ら平社員も視座を高くして仕事に取り組もう


企業の舵取りを担うのはマネジメント層ですが、とはいえ僕らも言われたことだけをただやるのではなく、その舵を一緒に掴んでいる身としてできることをやりたいですね。

 

マネジメント層に対して声をあげることも必要だし、とは言え成果を出さないと「お前が言うな」と思われてしまうので、現状に満足することなく少しでも、昨日の自分を超えるように頑張りたいところです。

 

気になる人は、ぜひ読んでみてください〜!

 

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