Posted on: 2022年11月20日 Posted by: まつを Comments: 0

 

 

 

 

若干下火にはなってきたものの、安倍元首相の殺害事件で、統一教会の問題がメディアに取り上げられるようになり、今年は霊感商法の問題が浮き彫りになりましたね〜。

怖い怖い。

 

かくいう僕も、大学生時代に創価学会と統一教会に勧誘されたことがあります。

もちろん信じるかどうかは個人の自由ですが、あたかも「あなた今悩んでますよね?」的な弱みに漬け込もうとする姿勢が、なんともイヤ〜な感じでした。

僕でいうと、最初は大学に入りたてで友達がいない時に統一教会の会合に誘われ、2度目は就活の時期に創価学会の会合に誘われました。

どちらも行くには行ったのですが、メンタルが弱そうな人たちが盛んに何かよーわからん神様を祈って、みんなで合宿して勉強したら救われるよ、悩みが解消されるよ的なことを言われましたね。

ホンマかいなと。

 

僕は敬虔な仏教徒、ではないですけど昔からお寺に行ってお参りして、まつを一族の総本山のお寺にも行ったことくらいある、それなりに仏教のぶの字さえも知らないど素人ではありません。

し、祈れば救われるとも思っていない人間なので、その時は「え、入って何か意味あるんすか?」と逆に煽るようなことをしてしまい出禁になってしまいました。

僕にとって霊感商法は関わったものではあるけど、実態がよくわからないものというイメージでした。

 

前置きが長くなってしまいましたが、てなこともあって、霊感商法に関する『決定版マインド・コントロール』という本があったので、霊感商法の手口を学ぶべく読んでみました。

 

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要約はコチラ。

 

この記事で本の要約・説明は一切せず、読んで僕が考えたことだけを綴っていきますのでご了承ください!

 

 

簡単に人を信じてはいけない


霊感商法に引っかからないために重要なことは、無闇に人を信用してはならないことです。

当たり前のことではあるのですが、これが実はなかなか難しいんですよね。

世のビジネス本では、「第一印象がすべてだ!」と謳って、「気さくな人であることを心がけよ!」的なことを言うじゃないですか。

もちろんナチュラルにそういう方や、損得勘定を考えずに人格を育むためにその教えにチャレンジしている方であればいいのですが、この本によると、統一教会の手口として、信者に招き入れたい対象を徹底的にリサーチして、まずは好きなもの・趣味が合う人を演じて距離を近づけてくるそうです。

 

となるとねー。

親切に来たり、「趣味合うね〜!」と馴れ馴れしく来る人たちに、無闇に心を開いちゃいかんなと。

 

実際、僕は昨年度の広島勤務時代、ネットで募集していた社会人フットサルサークルに参加してみたら、マルチ商法のサークルでした(実際に勧誘されたので行かなくなりました)なんてことがありました。

まあ僕はすでにマルチ商法や霊感商法に誘われた経験も、そう言う風な手口で誘ってくる輩がいることを知っていたので、「あちゃー、自分かもだと思われてたのかー」と思い、「いや自分興味ないっす」とズバッと切ることができました。

 

こういう時に断れた・引っ掛からなかった経験ってのも大事なのかもなあ。

何がともあれ、ハナっから信じるのはやはり怖いですね。

 

 

不用意に「不安そう」な様子を見せてはならない


さらにもう1つ当たり前ですが、人を無闇に信じないことと合わせて、不用意に人前で悩む姿や弱まる姿も見せるべきではないことも、霊感商法に引っ掛からないための対処であるかと思います。

 

もちろん、毎日強がる・無理する必要はもありませんが、とはいえ無闇に辛そうな姿を外で見せてしまうと、「あ、この人はカモだ」と霊感商法の方たちに目をつけられます。

弱さを見せると、そこに付け込もうとする悪い人がいるのがこの世の中。

そのようなゲスな人たちに、「私はそんなことになびきませんよ!」という姿を見せておくことは、良い自己防衛になりそうですね。

 

ちなみに、去年のその広島での一件は、異動して知り合いが全然おらず、友達探しにと参加してみたサークルでの一幕でした。

僕は友達はいなくても生きていけるけど、良い友達が見つかれば良いなあ程度のものだったし、すでに仲の良い友達はたくさんいて一人も苦痛ではなかったからこそ、スキをつかれても痛くも痒くもありませんでした。

ただ、人によっては友達がいなくて寂しい状況が、弱みを見せる状況になるかもしれません。

 

まあ、生きていたら不安なことがないなんてありえないし、とはいえ不安なことを乗り越えれると信じて行動していれば、何かしら良い方向には進展していくはずで。

そうやってもがいていれば、変な甘〜い誘いに目がくらむ余裕はないはずよね。

 

 

宗教の本来の目的は「信者を悩みから解放する」こと


この本でも言われていましたが、宗教の本来の目的は信者を悩みから解放することであり、お金儲けではないのです。

そう言う意味で、悪霊が取り憑いているからと、献金献金献金のラッシュを打ち込んでくる時点で、「あっ、これはあかん」と気づかねばなりません。

ですが、まあ断れなさそうな弱そうな人を狙うってのもまたそう言う悪どい組織のやり方ですもんね。

 

マインドコントロールは、自分自身のマインドをコントロールできていないからこそされるものであり、自分の芯となる例えば「人を陥れない、正直でいる」といった信念だったり、人にコントロールされそうになった時に、それを自分で認識してNOと言えるような力があれば問題はないわけです。

 

僕自身は、信じる者は救われるなんて言葉はまやかしだと思っています。

信じる者が救われるのではなく、

 

行動した方が救われる可能性が上がる

by まつを

 

のが人生の本質だと思う。

残念ながら、信じるだけでも状況が好転することは一切ありません。そして行動したとしても、それが裏目に出ることだってあります。

ですが、信じるだけで行動しないよりかは、可能性を見出すために行動する方がよっぽどいいですよね。

という意味で、成功の絶対性はないけど失敗の絶対性を不確実に押し上げる行動を続けたいところですな。

 

まあそもそも、この世に絶対は死ぬこと以外ないのでね。

上手くいくために、良くなるために「何をすべきか」を毎日考えたいですよね〜。

意志の弱い人間が狙われるので、社会との兼ね合いは大事にしつつも、自分の意思を持った人間でいたいですね。

 

みなさんも、霊感商法に引っかかって気持ちの悪い組織の手足とならないよう、この本を読んで霊感商法の手口を学び、そもそも誘われない強い己を磨いていきましょう!